個別支援をする中で、最近はSSTを取り入れた支援が多くなっています。
ここに通ってくれているお子様の状態や、本人はもちろん保護者の方の困り感等を踏まえてSSTが必要かと感じられるお子様が増えている事もあります。
今最近やり始めて気持ちも向いて、やる気を持って取り組むお友達が来ていましたので、今日もSSTを行いました(^^)
まず。。。
ブランコあそびでの出来事です。
絵を少しずつ見せて、その時々の場面で『こんな時どうする?』を聞いていきました。
ブランコで遊ぶ児童、その後ろには順番を待っている児童がいる。
順番を待たずに「貸して!」と前から来た児童。。この場面であなただったらどうしますか?の質問に
「待っている人の後ろに並ぶ」との答えたお友達!
素晴らしい答えでした!
話は続きます。「貸して」と言った児童が
乗っていた児童から無理やりブランコを奪い取ってしまいました。
そしてまた『この時、どうしたらよかった?」と聞きます。
悪い例としての回答を先にスタッフが書いておきました。
『奪い取ってブランコで遊べてよかった』
『転んだ人は無視してブランコで遊ぶ』
『順番は関係ない』等。
すると。。。
「この答は間違ってる!」と言って、お友達が
「他の遊びをする」と「順番のマナーを守る」
と書いてくれました!!
これもまた素晴らしい答え!\(^o^)/
「そうだね!ブランコで遊びたい時、ここに書いたみたいにできたかな?」と聞きました。
「ううん、できなかった。今日も奪い取っちゃった」と。
解りましたか?この話、実は『このお友達がやってしまっている事』なんです。
自分が今までやっていた事を振り返り、どうしたらよかったのか?を考えたかったので敢えてやってみました。
回答を見る限り、解っているけどその時になるとできない。。。
理解できている部分を活かして、ルールを守り気持ちよく遊べるよう伝えたいと思いました。
課題は別のところにあるようですので、このように私達も考えながら支援に活かしたいと思います。
そして、過ごしやすくなれるよう、力を付けさせたいと考えています!
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